今回は気が付いたらなっている熱中症について、
東洋医学ではどのように見るかを紹介しつつ、
対策としてやってはいけない事、
なってしまった時の対応をお話したいと思います。
そもそも熱中症とは?
昔は日射病や熱射病などと言われていましたが、
必ず灼熱のような状況でなくても発生することがあるため、
現在では熱中症とまとめて呼ばれるようになりました
熱中症の起こる原因として、
気温湿度が高く、日差しが強かったり、
その中で激しい運動や長時間の野外作業、水分を取らない、
子供やお年寄りなどの体温調整がうまくいかない方や
暑い中でエアコンなどの空調を使用していないなど
複数の要因が重なって起こることが多いです。
その結果、体温調節機能がうまく働かなくなり
熱が体外へ排出されず、体内に熱が溜まってしまうことで
体温が下がらなくなるため、熱中症になってしまします。
そしてクーラーなどの冷房が効いている部屋でも、
日の当たる壁際にはご注意ください。
壁に溜まった熱が輻射熱となり家の中に流れ込む影響で、
知らず知らずのうちに脱水症状を起こすこともあります。
冬だからと言って熱い場所にいて水分補給しなければ、
熱中症になることもあるので注意が必要です
必ず灼熱のような状況でなくても発生することがあるため、
現在では熱中症とまとめて呼ばれるようになりました
熱中症の起こる原因として、
気温湿度が高く、日差しが強かったり、
その中で激しい運動や長時間の野外作業、水分を取らない、
子供やお年寄りなどの体温調整がうまくいかない方や
暑い中でエアコンなどの空調を使用していないなど
複数の要因が重なって起こることが多いです。
その結果、体温調節機能がうまく働かなくなり
熱が体外へ排出されず、体内に熱が溜まってしまうことで
体温が下がらなくなるため、熱中症になってしまします。
そしてクーラーなどの冷房が効いている部屋でも、
日の当たる壁際にはご注意ください。
壁に溜まった熱が輻射熱となり家の中に流れ込む影響で、
知らず知らずのうちに脱水症状を起こすこともあります。
冬だからと言って熱い場所にいて水分補給しなければ、
熱中症になることもあるので注意が必要です
熱中症の症状
Ⅰ~Ⅲ度に分けられていて、数字が大きくなるにつれて症状は重くなります。
Ⅰ度は軽度とされていて、めまいや立ち眩み、筋肉のこむら返り(攣る)
手足のしびれ、気分の不快、大量の発汗などがあります。
Ⅱ度は中等度と言われていて、頭痛、吐き気や吐き気、
体のだるさ、力が入らないなどの症状が追加で現れます。
最も重い症状が出るⅢ度は重症とされており、
高体温、意識がない、全身の痙攣、
呼びかけに反応しない、まっすぐに歩けない・走れないなどがあります。
Ⅱ度(中等度)以上の症状が出た場合や
Ⅰ度の症状が続く場合は病院へ行って処置してもらった方が良いとされています。
※調べるサイトによって症状の分類が若干変わる場合がございます。
Ⅰ度は軽度とされていて、めまいや立ち眩み、筋肉のこむら返り(攣る)
手足のしびれ、気分の不快、大量の発汗などがあります。
Ⅱ度は中等度と言われていて、頭痛、吐き気や吐き気、
体のだるさ、力が入らないなどの症状が追加で現れます。
最も重い症状が出るⅢ度は重症とされており、
高体温、意識がない、全身の痙攣、
呼びかけに反応しない、まっすぐに歩けない・走れないなどがあります。
Ⅱ度(中等度)以上の症状が出た場合や
Ⅰ度の症状が続く場合は病院へ行って処置してもらった方が良いとされています。
※調べるサイトによって症状の分類が若干変わる場合がございます。
東洋医学からみる熱中症について
東洋医学では人体にとって必要な気が何らかの影響で過剰になり、
病を起こすと言われていて、
熱中症の場合は体に必要な熱が季節などの影響(酷暑や高温の場所での作業など)
を受けて熱邪と呼ばれるものが体に影響を起こしています。
そして夏季限って表れるものが暑邪と呼ばれており、
その特徴の炎上性と昇散性があります。
この二つの特徴が続くことで熱中症の症状になるとされています。
病を起こすと言われていて、
熱中症の場合は体に必要な熱が季節などの影響(酷暑や高温の場所での作業など)
を受けて熱邪と呼ばれるものが体に影響を起こしています。
そして夏季限って表れるものが暑邪と呼ばれており、
その特徴の炎上性と昇散性があります。
この二つの特徴が続くことで熱中症の症状になるとされています。
炎上性とは
強い温熱の性質と炎上する特徴の事を指します
人体に及ぼす影響として、高熱(大熱)となり、熱のために津液が多量の汗(大汗)
として、外に泄れる。これの影響で津液が消耗されるため、激しい口渇(大渇)が起こります。
東洋医学の言葉が多いのでわかり難いですが、
簡単に言えば高熱になって汗で熱を下げよう水を使い、
その結果で水不足になり口が乾くという流れとなります。
人体に及ぼす影響として、高熱(大熱)となり、熱のために津液が多量の汗(大汗)
として、外に泄れる。これの影響で津液が消耗されるため、激しい口渇(大渇)が起こります。
東洋医学の言葉が多いのでわかり難いですが、
簡単に言えば高熱になって汗で熱を下げよう水を使い、
その結果で水不足になり口が乾くという流れとなります。
昇散性とは
上昇、発散させる特徴を持つと言われていて、まとめて昇散性とされています。
この性質により腠理が開き多汗して津液を損傷するという流れとなります。
腠理っていうのは毛穴のようなものとされていますが、
今回の場合は汗腺に近いと思います。
そこから汗がたくさん出て体の水が少なくなり、
熱を冷ます能力が低下するという意味です。
そして汗が出ると同時に気も外に泄れるため、気と津液が損傷しやすくなります。
気の損傷を起こすと、息切れや倦怠感などの気虚症状を起こします。
津液の損傷が進むと熱の勢いが激しくなり、熱が上に昇り脳に影響を起こして
意識障害や四肢の痙攣などの症状が起こります
この性質により腠理が開き多汗して津液を損傷するという流れとなります。
腠理っていうのは毛穴のようなものとされていますが、
今回の場合は汗腺に近いと思います。
そこから汗がたくさん出て体の水が少なくなり、
熱を冷ます能力が低下するという意味です。
そして汗が出ると同時に気も外に泄れるため、気と津液が損傷しやすくなります。
気の損傷を起こすと、息切れや倦怠感などの気虚症状を起こします。
津液の損傷が進むと熱の勢いが激しくなり、熱が上に昇り脳に影響を起こして
意識障害や四肢の痙攣などの症状が起こります
熱中症の対策と対応
予防としてはまず水分補給は大事なのですが、
それと同時に塩分(特にナトリウム)を取らなければなりません。
体内での水の管理にはナトリウムなどを使った浸透圧が関係していて、
熱を下げる時に出る汗とともにナトリウムも流れ出てしまいます。
体内にナトリウムが少なくなると水を飲んでも体内ではナトリウムが薄まったと判断してしまい、
水を出す流れを強くしてしまいます。
なのでナトリウムも補充しながら体の中の水のバランスをとる必要があります。
そして効率の良い水分の取り方というのもありまして、
水と塩にさらに糖分を入れると腸からの吸収が良くなります。
濃度は大体塩が約0.2%で糖類は運動しないのであれば約2.5~4%ほどで良いそうです。
その他にも栄養バランスのとれた食事や、十分な睡眠
適度な運動(汗が程よく出る程度)をして、
体調を整えて健康でいることで熱中症になりにくくできます。
それと同時に塩分(特にナトリウム)を取らなければなりません。
体内での水の管理にはナトリウムなどを使った浸透圧が関係していて、
熱を下げる時に出る汗とともにナトリウムも流れ出てしまいます。
体内にナトリウムが少なくなると水を飲んでも体内ではナトリウムが薄まったと判断してしまい、
水を出す流れを強くしてしまいます。
なのでナトリウムも補充しながら体の中の水のバランスをとる必要があります。
そして効率の良い水分の取り方というのもありまして、
水と塩にさらに糖分を入れると腸からの吸収が良くなります。
濃度は大体塩が約0.2%で糖類は運動しないのであれば約2.5~4%ほどで良いそうです。
その他にも栄養バランスのとれた食事や、十分な睡眠
適度な運動(汗が程よく出る程度)をして、
体調を整えて健康でいることで熱中症になりにくくできます。
熱中症の対処法
もし熱中症の疑いがある場合の対処法としましては、
涼しいところで休みつつ体を冷やして水分補給をすることです。
水分補給はさっきのお話と同じため省略いたします。
冷やし方に関しましては、氷や氷嚢を足首や足の付け根、
わきの下、首筋など動脈が表面に近い部分を冷やすのが大事です。
ちなみに東洋医学の治療も一応ございます。
大腸経や大腸にかかわるツボを刺激して、大腸の働きを活性化させて、
水分の吸収を良くする方法もございます。
ただこちらも水を吸収するだけでは意味がないので、
塩分も少し取ってもらいながら刺激するといいかもしれません。
涼しいところで休みつつ体を冷やして水分補給をすることです。
水分補給はさっきのお話と同じため省略いたします。
冷やし方に関しましては、氷や氷嚢を足首や足の付け根、
わきの下、首筋など動脈が表面に近い部分を冷やすのが大事です。
ちなみに東洋医学の治療も一応ございます。
大腸経や大腸にかかわるツボを刺激して、大腸の働きを活性化させて、
水分の吸収を良くする方法もございます。
ただこちらも水を吸収するだけでは意味がないので、
塩分も少し取ってもらいながら刺激するといいかもしれません。
やってはいけない熱中症予防について
水分補給と言ってなんでも飲めばいい物ではありません。
飲み物によって水分補給として向いていないものもあります。
例えばコーヒーや紅茶、緑茶などのカフェインがたくさんはいっている飲み物では
カフェインの成分により水を体外に排出する働きが活発になり、
水分補給にならないため余計に悪化することもあります。
麦茶やルイボスティーなどのカフェインレスの飲み物にしていきましょう。
あともう一つスポーツドリンクの飲みすぎもあまりお勧めは致しません。
熱中症対策に使われる代表的な飲み物ですが、糖質が多く含まれており、
大量に飲んだ時に血糖値があがり、一定値を超えると尿として排出するようになります。
これにより大量に水分が体から抜けるため、のどが渇きさらにスポーツドリンクを飲んで・・・
という悪循環になります。
そして大量の糖質に対してインスリンという物質が分泌されて血糖値を下げようとしますが、
急激で過剰な糖質の負荷にインスリンの分泌が追い付かなければ、さらに血糖値が上がっていき、
糖尿病になってしまいます。
これはペットボトル症候群と呼ばれていて、急激に糖尿病になり
意識障害をおこし倒れた方もいるそうです。
運動した後などにエネルギー補給しながら飲むのは問題ないですが、
1・2本以外は水にするなどした方が良いかもしれません。
飲み物によって水分補給として向いていないものもあります。
例えばコーヒーや紅茶、緑茶などのカフェインがたくさんはいっている飲み物では
カフェインの成分により水を体外に排出する働きが活発になり、
水分補給にならないため余計に悪化することもあります。
麦茶やルイボスティーなどのカフェインレスの飲み物にしていきましょう。
あともう一つスポーツドリンクの飲みすぎもあまりお勧めは致しません。
熱中症対策に使われる代表的な飲み物ですが、糖質が多く含まれており、
大量に飲んだ時に血糖値があがり、一定値を超えると尿として排出するようになります。
これにより大量に水分が体から抜けるため、のどが渇きさらにスポーツドリンクを飲んで・・・
という悪循環になります。
そして大量の糖質に対してインスリンという物質が分泌されて血糖値を下げようとしますが、
急激で過剰な糖質の負荷にインスリンの分泌が追い付かなければ、さらに血糖値が上がっていき、
糖尿病になってしまいます。
これはペットボトル症候群と呼ばれていて、急激に糖尿病になり
意識障害をおこし倒れた方もいるそうです。
運動した後などにエネルギー補給しながら飲むのは問題ないですが、
1・2本以外は水にするなどした方が良いかもしれません。
まとめ
熱中症は夏のイメージが多いかと思いますが、
条件さえ整ってしまうといつでも起こってしまいます。
ならないように気を付けても間違った方法を取ってしまうと別の病気になってしまうこともあるので
医療の知識は変わりやすく調べるのは大変かもしれませんが、
正しい知識を持って対策をしましょう。
夏ももうすぐ終わってしまいますが、まだまだ残暑が残る日が続きそうなので、
皆様も体調にお気をつけてお過ごしください!
東洋医学の考え方について過去にブログにしているのでよかったらのぞいてみてください!
条件さえ整ってしまうといつでも起こってしまいます。
ならないように気を付けても間違った方法を取ってしまうと別の病気になってしまうこともあるので
医療の知識は変わりやすく調べるのは大変かもしれませんが、
正しい知識を持って対策をしましょう。
夏ももうすぐ終わってしまいますが、まだまだ残暑が残る日が続きそうなので、
皆様も体調にお気をつけてお過ごしください!
東洋医学の考え方について過去にブログにしているのでよかったらのぞいてみてください!